渉(東啓介)と初デートなった空(浜辺美波)
しかしデートシーンはわずか一瞬。待ち合わせたところで終了。
空「鼻毛が出てた」
デートはしたものの渉の鼻毛が出ていたことしか覚えていないという空。なんじゃそりゃ…。しかもその鼻毛は”付け鼻毛”だったらしい。それにしても王子役かと思われた渉先生の存在感が薄すぎる。この回では出番はわずかに3度。
冒頭のデートで鼻毛出てたシーン
整骨院で付け鼻毛を紹介するシーン
最後に空にどうして付け鼻毛つけたのか迫られるシーン
この3回だけである。なんじゃそりゃ…
このドラマは娘空の恋愛がどうなるのかを楽しむためのものと思ってた為に、空の恋愛パートの尺が短すぎるとがっかり。というか他の登場人物たちのお話に余計に尺を取り過ぎていて全体がわちゃわちゃし過ぎてる印象。出ている役者さんは割といいのでもったいないと思う。
前半でいうと漱石(川上洋平)の恋人の沙織(福原遥)がメンヘラで24時間体制のストーカーという話。絡み方が無理やり過ぎるし必要ない。
後半では母ちゃん(菅野美穂)の幼なじみゴンちゃん(沢村一樹)とのデート。
昔からの幼なじみと1回デートしただけで盛り上がるって、何をいまさらと思ってしまう。そして旧校舎ではしゃいだあと「嫁にいくのやめたら」
からの(母ちゃんは大事なところでセリフを間違えた)は唯一おもしろかったのに、CMはさんで2回やってしまった。こういうのはさじ加減が微妙なのである…。それとその後の処理(やりとり)も何かいまいちで…。
その一方で地道に好感度を上げてきているのが岡田健史くん。
空の大学の同級生光役で最初は中学性日記のイメージから、へぇこんななっちゃったんだと思ったが今となっては1番見どころのある役どころに思えてきた。
ただチャラくてオタクなのを隠して陽キャを演じ軽薄に陰キャ女子にちょっかいを出しただけかと思ったが、様々なバックボーンが見えてきた。
年上のおねえさんと疑似恋愛みたいなことをして都合よく捨てられたり、兄弟はみんな医大に行っていて親からは何の期待もされずお前の存在が恥ずかしいから帰ってくるなと実の母親に言われたりと、案外心に傷持つ者なのである。
そして空にガチャガチャの景品をあげて、それを空が気に入ってたが失くしてしまったと言うと、同じ景品を当ててやろうと何度もガチャガチャを引き続ける。そんな健気な一面がありながらも「何やってるんだろ…俺…」と自分がどんな感情なのか整理がついてない様子で、ここから空との関係がどう進展するのか、それだけがこのドラマでの気になるところかな。
まぁ渉先生もどうして付け鼻毛をわざわざ付けたのか、そこに興味がないわけではないが、やはり空のお相手には同年代の学生のほうがいいと思うし、それにオタク女子っていうおもしろさはオタク相手じゃないと発揮できないだろうからね。その点でもやっぱり光くんがお似合いでしょう。