映画 | 十二人の死にたい子どもたち感想_ジャンルを間違えずに見て欲しい!ラストをどう受け止めるかは…

十二人の死にたい子どもたち
公開日:2019年 1月
出演者:北村拓海 橋本環奈 杉咲花 新田真剣佑 高杉真宙


十二人の死にたい子どもたち なかなか面白い映画でした。

ただ見終ってすぐにはピンとこなかった。そうか、こうなるのか…。
と思いつつ映画の内容をゆっくり反芻してみる。すると

あっ!! と、ある映画のタイトルを思い出した。

 

もしかしたら「十二人の死にたい子どもたち」このタイトルで、見る前から内容を誤認してる人も多いかもしれない。自分もうっすらとホラー系のサスペンスなのかな、などと思ってた。

まだ見てない人にはネタバレしてほしくないのであまり言えないが、昨年ヒットして話題になった『カメラを止めるな!』もゾンビ映画だと勘違いした人もけっこういたようだ。そういう勘違いを起こさないためにも言っておくと、この映画はホラーでもないし、人が次々と殺されていくような話でもない。

 

舞台は今はもう使われていない病院。
その関係で施設の中を登場人物たちが歩き回ることもあるが、映画の主は安楽死を実行するかどうか採決をとり反対者がいればその都度話し合いをする。だから集いの場にある会議用のテーブルがメインとなる。

これを見たあとに思い出したのは
12人の怒れる男 というちょっと昔の有名な映画だ。

知らない人はまずこの映画を見て、その後で12人の怒れる男がどんな映画なのかを調べてみてほしい。それでこの十二人の死にたい子どもたちがどんな話を作ろうとしたのかが腑に落ちるんじゃないかと思う。

 

12人の子どもは全員死にたがっている理由をそれぞれ持っている。
本当に可哀相な病気の子もいれば、いじめに遭っている者、悲惨な過去を持つ者など様々だ。
登場人物たちが抱えたそれぞれの背景を出演した演者たちがそれを見事に演じきっている。

生きている者には生き続けてほしい、と思う感情はもっと自然で単純にある感情でありそうだが、だからといって説教くさい理屈で説き伏せられた結末でもない。

ひとり一人、本気で生と死どちらを選ぶか考えたからこそ生まれた感情かもしれない。

 

一つ注文をつけると、素顔を晒してからの橋本環奈の演技がいまいちピンとこなかった。
やはりふっくらしている人間からは悲壮感が伝わりにくいのかもしれない…。現役の人気アイドルが安楽死を望むインパクトの役なのに、他のキャラの存在感に押されていたかな…。

まぁ、この映画をいい映画と呼んでいいのかどうか
レンタルDVDで確かめてみてください。
ただし、くれぐれもドッキドキのサスペンスを期待しすぎないように!

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