「コントが始まる」第5話 感想 芸人が芸人をやめる時…それは何に対して心が折れた時なんだろうか…?

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第5話 感想

中浜姉妹の妹つむぎ(古川琴音)
何かになりたい、何かを成したい、という思いはあっても何かのための1歩を踏み出せない。
それは頑張ってみても何の結果も出ないで終わることが怖いから…。

 

一緒にいた瞬太を見て、どうしてマクベスを続けられるのかと思う。
思った結果を出せる保証なんてないのに…。

 

実は誰かの世話をすることは人のためじゃなく、人を助けることで自分の存在意義を感じられるから、だという。

「耐えられない存在の軽さ」という古い映画がある。
強い人は自分の人生に意味がなくても、社会的に価値がなくても、そんなこと気にせず自由に生きていける。

失敗に終わるとしても、何の評価をされないとしても、マクベスを続けてきた瞬太は、強く見えたのかもしれない。
そういう意味では、自分のことを”ズルい女”と言ったがつむぎは”弱い女”なのかもしれない。

 

そしてある言葉をきっかけに姉の家を出ることを決めたつむぎ。
姉・理穂子(有村架純)の世話をすることで自分の存在意義は保ててきた。
だけど、個の自分として何をすべきか、それは姉と無関係に見つけなければならない。

 

人のためではなく自分のために何をするか…
一度自分の出発点に戻って考えてみる
そのための自立した生活の再スタート、そんな風に思えた。

 

たぶんマクベスというお笑いの道へいった同級生を羨ましく思った勇馬(浅香航大)も同じだったのだろう。

いい大学にいっていい会社に勤める。
社会的に価値のある進路や職歴。だけどそういう人たちは逆にそういう選択しかできない。
何も手に入らないかもしれない、何も成し遂げられず終わるかもしれない、十分な収入も確保できないかもしれない、そんなリスクを背負ってまで自分の好きなことにまい進すべきとは思えない。

だから本当に、高校を出てマクベスを結成し、お笑いの道へ進んだ春斗たちを凄いと思ったのだろう。

 

だけど一方の春斗(菅田将暉)の方はその言葉を素直に受け止められない。
「応援したいから」「力になりたいと思ってるから」
という勇馬の思いを「同情なんかいらねえよ!同級生にお情けで仕事を恵んでもらうほどおちぶれちゃいねえ」とぶった斬る。

まぁ確かに、会社として客を呼べる人選をさせたらマクベスにならんから、「対等ではない」って言うのも分かる。

ただそれにしても、春斗はかなり強いコンプレックスを持ってそうだし、その分プライドもある。
だからこそ「売れて見返してやろうぜ」という成功のためのエネルギーも生まれるのだが、残念ながら瞬太と潤平はタイプが違っていたようだ。

 

というか、そもそも春斗は、勇馬から仕事の話がきた時点で腑に落ちない顔をしていた。
おそらくまともに仕事を受ける気にはなっていないところに、「高校時代で時間が止まってんじゃねぇの?」と社会人との感覚とのずれというコンプレックスをぐさり刺す言葉。

もうこれで何を言われても春斗は気に入らなかっただろう。

 

そして潤平(仲野太賀)もまたバイト先の雀荘で芸人のプライドを傷つけられる。
「なんか面白いことやってよ」「一発ギャグやって」「芸人なのに普通のかえしだね」
などなど、お笑いの枠に入ってしまった以上こういうことはよく言われてしまうのだろう。

だが潤平は解散寸前というこの時についに心が折れる…。

「もう疲れたわ…」
「ずっとだよ…マクベスやっててよかったなと思うことの方が圧倒的に少ないわ」
「もう平凡じゃないフリ疲れたわ」

おそらく潤平にとっては奈津美(芳根京子)と付き合った時から時間が止まっている…っていうくらい、お笑い芸人をやっているアイデンティティーは奈津美におもしろいと思われたい、奈津美を笑わせたいという部分で占められてるのかもしれない。

 

マクベスを続けるほうに大きく傾いていた春斗。そしてまだ3人でいたい瞬太(神木隆之介)。
しかしこの時の話し合いの潤平の言葉で、5年前に見た先輩芸人の解散を巡るケンカと同じになってしまい、マクベスの解散は決定となってしまった…。

瞬太はまわりの評価を気にしない強さ、春斗には負けたくないというプライドと我の強さ。
潤平はうすうす自分の面白さは普通の人レベルで、2人ほどお笑いを続ける強さを持っていなかったということか。

 

そして解散が決まったことを早朝5時の仕事明けの理穂子に伝える春斗。

その時に「努力は報われると思いますか?」と質問する。

 

華道をやってた経験からあとあとになって報われることもあると話す理穂子。
努力したからといって誰もが最良の結果を得られるわけではない。

理穂子の話も、本気で全国一位になろうとしたから、本気で何かを成し遂げようとしたから、その時の努力で理穂子の中に何かが残っていたのだろう。

 

自分に自信を持てずに揺らぐつむぎ、そして潤平。
自信はなくてもやるしかないと頑なに前を向こうとする春斗。
自信はなくても現状のままでいいやと思う理穂子と瞬太。

人それぞれということですな…。

 

それにしても春斗は中浜姉と話す時だけなぜあんな低いテンションで、いやな感じのことばかり言うのか、それはよう分からん…。
別なもので共演してるしラブシーンぽくしたくないのかな??

 

 

第6話 予告


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