いよいよ”ボス恋”も最終回。
前回は「またお前が泣いてる気がして」と異様にかっこいいセリフで引きとなったが、何事もなく奈未のひとり語りから始まる。
潤之助(玉森裕太)との別れ涙が止まらない奈未(上白石萌音)だった。
オーマイボス恋は別冊で#10のあらすじはこちらから
決意をもって潤之助と別れたものの極度の”潤之助ロス”に陥る奈未。
撮影現場でも人も子犬もすべて潤之助に見える末期症状が…。まぁ、さすがにそこはもう少ししっかりせぇよ、と。職種が職種なら致命的な事故を起こしそうな夢遊病患者状態の奈未である。
そんな風に編集部のみんなに心配されながら、女優の娘の衝撃デビューグラビアの撮影を進行させる。
一方で潤之助は父(宇梶剛士)と一緒に取引先やらへの挨拶回りで忙しい日々を送る。
編集部では麗子(菜々緒)の後を継いで高橋麻美(高橋メアリージュン)が編集長に就任していたが、ブランドからの広告掲載の見送り続出という事態に…。
どうやら麗子だから、ということで広告を出していたようなのだが、それにしても「このご時世(コロナ?)ですから」とは言うが、編集長が変わったら即広告取り消しますってひどい話ではないか。さらに麻美は「麗子じゃなきゃダメなのよ、私にだってプライドはある」と就任して早々に編集長を降りることに。
麗子→麻美→半田→麗子→秋山ゆずき と短期間でいっときの日本の総理大臣のようにめまぐるしく変わる「MIYAVI」編集長。まぁそうしないと麗子が戻る編主張の席が空かないから仕方ないのだろうけどね。
そんな中、「MIYAVI」の次号の目玉企画となっていた女優の娘の写真がネットに流出してしまっていた。これでは大々的にデビューされる企画が台無しになってしまうとお騒ぎの編集部。
女優の母は激怒りだったが当の娘は自分の名が売れたと案外喜んでいて、母を説得してもらい撮影についても流出したことを逆手に取りそれが宣伝になるような写真を撮ることを奈未が提案。それがどんなものかはよう分からんけどな。
しかし、この流出騒動、絶対関係者から漏れたはずだがドラマの中では明らかにされなかった。流出のおかげで自分のバンドのチケットが売れたと言ってた当の娘が自分で流した説が有力か?!
一方、編集部や副社長から「MIYAVI」の編主張に戻って欲しいとお願いされながらも頑なに固辞し続けてきた麗子。
しかし宇賀神(ユースケサンタマリア)の「責任もひとりでとりすぎないように」「時にはまわりに頼ることも必要」「僕にはいつでも頼ってもいい」その言葉で心が動かされていく。
このガチャガチャすることが多いドラマで、実はユースケサンタマリア演じる宇賀神副社長が一服の清涼剤のようになっている。
そしてデスクに置かれた「MIYAVI」の最新号のゲラ。
これを見ながら昔のいろんな思い出に思いをはせて涙を流す麗子。そこにはかつての麗子が思い描いたファッションという夢を多くの人に届けようとする編集部の確かな思いが詰まっていた。
そして華麗に編集長へ復帰する麗子
潤之助の方はというと幼なじみの理緒(倉科カナ)の手術に付き添い。
潤之助がカメラマンという夢に蓋をして後を継いだことを察してか「潤ちゃんももとワガママになっていいんだよ」とエールを送る理緒。自分はヴァイオリニストという夢を諦めなきゃならず、ただただ奈未と潤之助の夢を追うことを後押しするための役回りに。
そこに奈未からの電話が
『潤之助さんお願いがあります。わたしの彼氏になってください』
このわけ分からん展開にも「うん分かった」ふたつ返事でOKする潤之助すげー!
要するに潤之助の写真を諦められない尾芦が個展とかで使った潤之助の写真をレンタル倉庫に全部とっておいた。それを奈未は見せられて、カメラマンの夢を諦めてほしくなくて彼氏になってもらってデートしてこのレンタル倉庫でそれを伝えた、という流れ。
潤之助からもらった大切な言葉「夢に縛られたり、夢を持つことに囚われたりして、それで笑えなかったら意味がない」
でも「夢に蓋をして、それで笑えなかったら、それも意味ないんじゃないかな…」
「潤之助さんには笑っていて欲しい…」
そして翌朝「ごめん父さん、おれ会社は継げない」
カメラマンとしてやっていくことを伝えるとそこに麗子も登場!
父にもようやく子供たちの思いを理解してくれた。
潤之助はあまり経営者には向いてなさそうだったからカメラマン選んでよかったのかもね。
さらに麗子は、宇賀神に「これからは頼らせてください」とデスクの上には、え?辞表??
編集長に返り咲いてからどれくらいの時間が経過したか分からないが、「新生MIYAVIが軌道に乗ったら…」と言ってるので1年くらいは経ってるのだろうか。ドラマの演出上、編集長に就任して3日後に辞めたみたいに見えるんで、テンポが良すぎるのもいきすぎるとちょっとなぁ…。
そして編集長が会社を去る日、奈未に伝えた衝撃の事実。
「潤之助、今日日本を立つって。会社を継がずにカンボジアでカメラマンになる」
は?なぜカンボジアに
と視聴者も奈未も混乱したところで職場に直接奈未に会いに来た潤之助。
「やっぱり俺、奈未ちゃんと一緒に笑ってたい
だから奈未ちゃんのとこに帰ってくる…待っててくれる?」
で編集部のみんなからヒュー!ヒュー!されて
いきなり 3年後…
「MIYAVI」の編集者を辞めあいさつをする奈未。
向かった先は麗子と宇賀神が2人で作ったらしき出版社の編集部。
で、ふとテレビに映ったカンボジアで撮影された写真、それが潤之助の作品だとピーンと来た奈未は急いで渋谷の現場へ。
3年後のシーンで秋山ゆずき(ついに役名は覚えなかった)が編集長になってたことが1番うけた。そして会計士やめてYouTuberになってたケンちゃん。ほんとにしょーもない役だったな。
潤之助の撮影したポスターを見る奈未。
気が付けば近くに2人の出会いとなったベンチ。
「いるわけないか…」
いや、いるんだよねこの展開は。声がして驚くとそこにはひょこっと立ってる潤之助が。
奈未ちゃんを驚かせたくて内緒で日本に帰ってたらしい。ほらね。
で2人でベンチに座ると、そこはまたペンキが塗りたてで…いやいやいや
ペンキでべたべたなのにかわまず抱き合う奈未と潤之助がキスしてENDでした。
3年後だけどそれぞれの夢を持ててそれでハッピーエンドになれてよかった。
少女マンガ系恋愛ドラマのエッセンスをこれでもか!と詰め込んだドラマだっただけに急に海外とか急に3年後とか夢をあきらめないでとか、どこかで見たことあるようなシーンは多かったんだけど、それでも楽しく見れました。
出演者のみなさん撮影スタッフのみなさん
おつかれさまでした。