はい、とうことで2日続けての天国と地獄です。開始5分で陸の師匠である湯浅和夫が=クウシュウゴウ=東朔也(日高の兄)であることが確定した。あぁそうなのね。もうここからは奇をてらうこともなく最終章まで一直線にいきそうな感じですね。
ドラマ天国と地獄 第8話のあらすじはこちらから
まず前回倒れて救急搬送された東朔也(迫田孝也)と付き添いをしてる陸(柄本佑)。陸がそっと右手の包帯をずらすと手のひらにはほくろが…。
これで師匠が例の歩道橋の壁に数字を書かせた人物であることが間違いなくなった。
いっぽう八巻(溝端淳平)からリストにあった久米の息子が殺されたことを聞いた彩子(体は高橋一生)。
事件が起きた新月の晩は久米邸に張り込みをしていてそこに現れた日高(体は綾瀬はるか)を見ている。つまり久米の息子殺しは日高には不可能。
そこから彩子は「日高って…実は何もやってない…ってことはないかな?」
と考えを巡らせ、これまでの殺人はすべて東朔也が行ってきたことで日高は実の兄の犯行を止めたくて犯行現場に現れていたのではないかと推理。
しかしそうなると彩子の姿で殺人をするところを撮影した動画が問題になるのだが、「あれはあたしを威嚇するためのフェイク…とか」
ふむ…あの動画についてはあれだけのリアルなものを短時間でフェイクとして作るのは無理だろうと思い本物の殺人であるとして考察をしてきたが、どうもあれがフェイクだとすると日高は殺人に関しては無罪である可能性のほうが高まってきた。
そして久米の息子の殺害現場でいつもと違う犯行の様子に何かを感じ取った日高は、現場を離れ東朔也が搬送されたという病院へ行くも、すでに病室に朔也はいなかった。実は東朔也は陸に付き添わせ福岡へと向かっていた。
またその一方で、彩子の元には秘書から東朔也の派遣会社への登録記録が手渡される。
そこに載っていた写真は間違いなく陸の師匠・湯浅和夫
これでもう間違いない!ようやく連続殺人事件の全貌が東朔也の正体が見えた。
この8話の開始10分はもしかするとこのドラマの最重要シーンかもしれない。
さて日高が望月彩子として参加する警察の捜査会議。
久米の息子の殺害に関してはそれまでの3件と違い多くの物証が残されていた。現場には清掃をした形跡がなく、靴跡がはっきり残されている。さらに血の跡から採取された指紋に、近所の防犯カメラに映っていた犯人と思われる人物。
そのことを苦々しく見ていた日高は、証拠品として特定された靴を買い、自分で削ってニセの証拠品を偽造。さらに証拠品と同じジャンパーも買い、遺書を置いてそれらを川に投げ捨て飛び込み自殺したようにみせかける。
中盤に入るとここからは河原(北村一輝)のターン!
Φが自殺した辺りでの捜索が難航する中、東朔也という新たなネタをもってくる。そして謹慎中に独自に行っていた捜査で、東朔也が久米の父親の警備会社で働いていた過去を報告。さらに久米の息子の失態を押し付けられる形で理不尽な退職をさせられていたことまで掴んでいた。
しかもそれだけではなく望月彩子が警察内で”あずま さくや”の名で検索をかけていたことを突きつけ、日高の線から東朔也の名が出ていたいことを引き出してみせた。
そんな時に警察にも摩訶不思議な報告が…。
なんと、久米の息子の飼い犬の糞から人間の歯が出てきたという。そしてそれは日高の乳歯であることが判明。いよいよ事件への関与を避けられなくなった日高を警察にマークし、身元の確保に動くことになる。
一方で彩子の方は日高のアドバイスで社長を辞任。
警察一斉に会社へと押しかけてくるも秘書の五木(中村ゆり)との機転で何とか警察の目をかいくぐり脱出。落ち合ったプールで彩子は五木さんに本当のことを話す
「あの…わたし実は……そもそも日高じゃないんだよね」
信じがたいことだがそれならこれまでのおかしかったこととの辻褄が合うと彩子の入れ替わりの話を五木は信じてくれる。そしてその上で日高に人殺しはできないんじゃないか、また入れ替わって彩子を救ってくれるんじゃないか、と助言する。
東朔也と日高陽斗が緊急配備されて追い詰められた日高は、隠し持っていた証拠品の中から奄美大島のお守りの石を持ち出し、彩子を歩道橋へと呼び出す。
しかし五木と彩子の思惑とは別に日高はおもむろに凶器を渡して「日高陽斗、あなたを田所仁志さん殺害容疑で緊急逮捕しまぁす」と迫る
そうは言ってるが、歩道橋、満月の夜、手錠、石、あの2人が入れ替わった時と同じ条件でふたりは再び歩道橋の階段を転がり落ちる…。
というところで8話は終わり。
この段階で二人の中身がどうなったか確認はできないがおそらくもとに戻っているんじゃないかな?
そして次回の9話は”いよいよ最終章へ”という煽りがついて15分拡大だけど最終回ではないはず。
おそらく全10話で3月21日の放送が最終回だと思うから、あと2話のこっているのかな。
ただここまでくるともう考察すべき点もほとんど残されていないのが寂しくはある。あるとすればなぜ日高は入れ替わりが起こると確信をもっていたのか、ということかな。その点については奄美大島に答えがありそうな気はするが、はたして?!
では次回もおたのしみに!!