第5話の感想の中で戸田一希について書いた内容は思いっきり間違っていた…。
あんまり集中して見ていなかったので、戸田一希と言う女性が日高と入れ替わった人間かもと思ってしまった。やたらと歩道橋に呼び出す手紙を”ラブレターみたいな”と劇中で表現するので、日高と女の子の間に入れ替わりの過去があるのかと思ったがそれもミスリードなのかもしれない。もう1回混乱している頭の中の情報を再構築し直そう。
「天国と地獄」第6話のあらすじはこちらから
で前回のおさらいを含め戸田一希とのやりとりをまとめる。
まず戸田一希は連続殺人の発端となった3年前の横浜の官僚殺しの目撃証言をした人物。しかしその証言の内容は虚偽だったと判明。
戸田一希は勤めていたジムの顧客リストを金に困ってネットで売った。そしてリストの人物が殺害され、犯人が捕まると自分がリストを売ったことがバレると思いわざわざ警察にでたらめな証言をした。
さらに河原(北村一輝)が問い詰めると、売った相手の名前などは分からないという。しかし相手はIDに「Φ」という記号を使っていた。これは連続殺人の被害者に書かれたマークと一緒。
捜査を進めると河原は銀行の履歴から戸田一希がリストを売った男の名前を突き止める。名前は“十和田元” 40代くらいのめがねをかけた男性で俳優は田口浩正のようだ。
この十和田元のアパートを張り込む河原たちが意外な事実を知る。
十和田元はすでに死んでいた。死因は自殺。
そして検死の日付が映ったので確認したが死亡したとされる日付は2018年の11月だ。
十和田元の遺品は家族に渡せず特殊清掃の人に任せたという。その会話の中に出てきたのが、あずまさん。
後に書くが奄美大島に来ていた時に日高が語っていた名が「アズマ サクヤ」だった。
ここで符号するアズマという人物。
すでに3年前に十和田元が死んでいることを考えると、このリストをつかった一連の連続殺人はアズマサクヤという人物が指示をしていたと考えられる。例のリストをアズマが手に入れた理由は2とおり考えられる。
1つはあらかじめ十和田元を利用しリストの売買取引をさせておいて殺した。
2つ目は十和田が自殺して部屋の清掃中に遺品の中からこのリストを見つけて持ち去った。
おそらく十和田がリストを買った時の名にすでに「Φ」や「クウシュウゴウ」を使用していることから、これもアズマサクヤの指示の元で取引をした可能性が高そうだ。
そして第1の横浜の官僚殺しの事件の日付が正確に分からないが、この時十和田元はすでに死んでいたのではないだろうか。
つまり、1番最初の横浜法務省官僚殺人事件からリストを奪ったアズマサクヤが実行させたと考えるのが自然だろう。
一方で彩子(体は日高)と陸(柄本佑)の調査も進展。
まず例の歩道橋の壁に赤いスプレーで”9″を書いてる男を発見。男は金で頼まれただけで相手は40代くらいのおっさんだという。それだと十和田元との印象に重なるがマスクをしていたのでこれもミスリードの可能性がありそう。
さらに日高がロッカーに付箋を挟め、誰かが開くと分かるようにしていたことを突き止める。そこから新たなロッカーの隠し場所を付箋を頼りに陸に探すよう依頼。見つけ出した陸はロッカーを開け中から殺人事件の元となっている「闇の清掃人」という漫画を持ち去る。
この漫画を読むとミスターXから指令を受けた闇の清掃人が法で裁けない悪を殺していくというもので、その指令が数字であることから歩道橋に書かれた”9″も殺人の指令と推測。さらに九十九の「日高の殺人はすべて新月の日に行われる」という情報から、今夜また誰かを殺しにいくと判断し、”9″と”久”からリストの中の久米が狙われると推理し張り込みを開始する。
結果的にすでに久米宅に侵入に成功していた日高(体は彩子)を侵入前に見つけることはできなかったが、彩子と八巻が家の前にいるのを見て誰か(黒い服装の男)が引き返していった。
そして日高は夫妻の寝室に侵入するも急遽殺人は中止。
その後逃げおおせた日高は歩道橋の”9″の前で
「来なかった……何か…あった……」
と、意味深なひとり言。
来なかったのがあの引き返した男だとすると、日高の単独犯あるいは黒幕の指示→日高が実行犯という図式ではなく、殺人は2人で実行していたという可能性がある。
しかしその一方で全く違った見方もできる。日高が殺人犯を捕まえようとしている説。先回りして真犯人を待ち伏せしていたが、来なかった…と上のセリフを読むこともできそうだ。ただ、それだとゴルフクラブで殺人をして彩子に動画を送ったものと辻褄が合わなくなるので、やはり共犯者のほうが可能性が高いだろうか。それともあの動画はフェイク?そこまで考えだすともうわけ分からんが…。
最後に彩子へ奄美大島の宿のオーナーから電話。
とても奇妙な話だが、以前島を訪れていた日高は違う名前を名乗っていたという。
それが…東 朔也
これは河原が追っていた十和田元の遺品の漫画(闇の清掃人か?)を持ち帰ったという人物同じ名。もしかするとこの東朔也は、彩子と入れ替わっていた時はすでに日高の中に入っていたのだろうか?つまり彩子と入れ替わったのは実質日高ではなく東朔也…?でもそれだと奄美大島で日高の外見でわざわざ東朔也と名乗るシチュエーションて何なのか??
それにもしかるすと、日高が警察のデータベースの死亡届で東朔也の名で検索していたことから(結果は見えてない)東朔也と入れ替わった日高はすでに死んでいる可能性すらあるという。
うーん、分かりそうでさっぱり分からん。これ以上考えても余計に混乱しそうなのでもう寝ることにする!